眞田正適の心書

住職の心書621.宝の在処

「宝の在処」

「様々な宗教や哲学を学んできたが何が正解なのか分からなくなってしまいました。どれが正しくてどれが間違っていますか?」
質問をいただきました。

世の中には様々な宗教や教えがありますが、どれが正解でどれが間違いはなのかは私自身も分かりません。
ただ言える事は自分自身の心が「確かに!」と心揺さぶられる教えが自分自身にとって良い教えだと思います。

「法は行蔵なし、人に随って去来する。宝の得難きに似たり。」

訳)真理は現れたり隠されたりするわけではありません。各々の心の在り方によって見えたり、見えなかったりするのです。それは宝が中々得ることが出来ない状態とよく似ている。

もしかしたら学び過ぎが邪魔をして本来求めるべきの宝が見えなくなってしまっているかもしれません。
自分の人生にとって必要な教えだと思えたら求めていた「宝」が見つかっていく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン