眞田正適の心書

住職の心書633.吐露

今までに沢山の相談を受けてきて
「相談して本当に良かった。」
「問題が明確になりました。」
「スッキリしました。」
「そういった考え方が無かったです。」
と喜んでいただいた感想をいただくと私も相談に乗れて良かったなと心が満たされます。

「正しい教えを知らないで百年生きるよりも、正しい教えを聞いて一日生きる方がすぐれている。」(法句経)

この言葉の意味は人はただ長生きすれば良いということではないということです。

心が常に霧がかかっていて、モヤモヤしている状態では気持ちが晴れない時期をこの先もずっと過ごしてしまいがちであります。

今まで自分で考えても答えを出せていなかったのに、これから先も自分で抱え込んでいても答えを見出すことは難しいかと思います。

言ってみて分かり合えたり、
言ってみて勘違いだということに気づいたり、
言ってみて自分の言葉で整理されたり、
言ってみて腑に落ちたり、
言ってみてみるからこそ新しい発見があったりします。

内に秘めていてたら誰にも分からないから…。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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