眞田正適の心書

住職の心書639.休日

「諸々の飲食を受けては、当に薬を服用するがごとくすべし。好きにおいても悪しきにおいても、増減を生ずること勿れ。わずかに身を支うることを得て以て、飢渇を除け」(仏遺教経)

信者の方から食べ物を頂戴した時には薬のようにいただきなさい。
おいしいからといって多くは食べ過ぎず、まずいからといって少なくするようなことをないように飢えと渇きを癒す程度にすべきであるといったこの言葉は出家者に対しての戒めの言葉であります。

ゴールデンウィークのこの時期は特に家族との旅行や友人と美味しい食事をいただく機会が多くあるかと思います。
しかし連休だからといって暴飲暴食や徹夜で身体を痛めつけてはいけません。
休日は休む日ですから。
ほどほどに。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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