上りのエスカレーターに乗った際、杖をついたおばあさんがエスカレーターの先にいた。
踏み外して転げ落ちないように、しっかりと手すりを持って上がっていく。
万が一、おばあさんがよろけてもすぐに支えられるように心の準備をして後ろを付いている自分。
実際には心配したことにはならず、よろけることなくおばあさんはエスカレーターを降りて歩いていく。
少しのが安堵感が私の中にあった。
もしかしたら自分の行動において、いつ転けても大丈夫なように、陰ながら見守ってくれる人が自分の周りにはいるのかも知れません。
親や家族。友達や恋人。先輩や後輩。
見えない優しさに支えられているからこそ何事もなく過ごせているのかも知れません。
知心寺 住職 眞田正適
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