眞田正適の心書

住職の心書682.便宜 2

「筏に遭って彼岸に達しぬれば法、已に捨つべし」(秘蔵宝鑰)
訳)悟りの世界に立ったら筏は捨てるべきである

時代が変われば価値観や常識は変わっていきます。
激流を超えて来た成功法則や在り方という「筏」も川を超えて山が来た時には使い物にならず手放さなければいけないタイミングもきます。
素晴らしい知恵や経験・正しい教えですら、それが山では使えなくなる事も理解しなければなりません。

使うタイミングが合わない場合はいくら素晴らしい教えであっても使い物になってしまう事もあります。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン