眞田正適の心書

住職の心書694.100日

真言宗の僧侶となる為には「四度加行」という厳しい行を堂内に籠って百日間勤めなければなりません。
行には様々な意味が含まれているが百日間毎日勤め上げていくと嫌でも癖付いていく。

生後100日頃に氏神様に氏子として報告に上がる「百日参り」も氏子として認められるタイミング。

死後、四十九日を終えて百日目で迎える百箇日は別名を「卒哭忌」と呼ばれ「卒」は「卒業」、「哭」は「声を出しながら涙を流す」状態を指します。
つまり百箇日のタイミングには残された方にとって大切な人を失った悲しみや苦しみに別れを告げて前に進むための大切な期間でもあります。
「100日」嫌でも続ければ大きく生まれ変わる事出来る。
自分を本気で変えたいと思うなら100日間続けて下さい。
必ず人生は好転していく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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