眞田正適の心書

住職の心書695.具体的

一度も見たことのない動物や花の絵を書けと言われても書き始める事すら出来ません。
それと同様に想像が出来ない事には行動に移す事は出来ません。
想像(イメージ)しているのに関わらず何故程遠いのか?行動に至らないのか?を悩まれている方がおられますが何故なのか?

それは‥
「抽象的すぎる」という事。

理想を現実化する為には具体的に鮮明に想像(イメージ)していく必要であります。

理想の家庭を思い描くのであれば
「笑顔の絶えない家庭って何?」
「家族とどんな会話をしている?」
「食卓にはどんな食事が並んでいるのか?」
「庭にはどんな花が咲いているのか?」
を想像できない限り手の付けようがありません。

具体的に想像して今できる事は何か?を理解すれば徐々に理想に近づき、想像が創造されていく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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