眞田正適の心書

住職の心書698.七夕 1

七夕の起源とされるものは沢山ありますが代表的なお話に「七夕伝説」がある。

機織り(はたおり)が得意な「織女」
牛飼いの青年「牽牛」のお話。
お互い仕事熱心であったのに夫婦になったことで二人は天の川のほとりでおしゃべりばかりして仕事をしなくなってしまった。

「織女」が着物を織らなくなったので神様たちの着物はボロボロになり、「牽牛」が牛の世話をしなくなったので牛はやせ細り病気になってしまう。

怠惰な生活に怒った天帝は天の川を隔てて東西に引き離してしまう。
引き離された二人は毎日泣き暮らして全く仕事になりません。

かわいそうに思った天帝は、
「お前たちが前のように毎日まじめに働くのなら、一年に一度だけ二人が会うのを許そう」

その言葉に、織女と牽牛の二人は心を入れ替え真面目に働き始めました。
一年に一度の七夕の日に会えることを楽しみにして…。

有名な七夕のお話。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン