眞田正適の心書

住職の心書704.本音

「海外で仕事がしたい。」
「会社を辞めたい。」
「離婚したい。」等

相談者の話を聴いていて
「こうしたいと思っております。」と言われた時に必ず尋ねる言葉があります。

それは‥。
「本当に?」

「周りから言われる事に疲れたから‥。」
「仕事は好きだけど嫌な上司が嫌い‥。」
「旦那や妻が許せない‥。」等

嫌な事や許せない事が重なってしまいますとどうしても感情的になって全てを投げ出したくなる気持ちも分かります。

しかし感情的になって極論で選択してしまうと必ず人生に後悔が付き纏ってきます。

そんな時には、一呼吸置いて感情的な気持ちに尋ねる

「本当に?」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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