眞田正適の心書

住職の心書719.無難

「苦難」や「困難」等。
いつ頃からか「難」と付く字にはあまり良い印象を受けません。
だから「難」が無い「無難」を求めているように感じます。

「無難」な人生が良いのか悪いのかは分かりませんが、何も行動の無い無難な選択から何も起こることはありません。
「なんだかつまらないな」といった日々の虚無感に苛まれるのはもしかしたら「無難」な選択の結果なのかもしれません。

「難」が無いことによって「無難」に過ごす事が出来ます。
しかし、人は様々な「難」を経験するからこそ人に感謝したり、何気無い日常に「有難さ」を感じる事が出来るのです。

日々の投稿で批判される事もありますが「有難う」といった言葉にいつも励まされております。

いつも見ていただき「有難う」ございます。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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