眞田正適の心書

住職の心書720.友達の定義

「いつも関係が悪くならないかビクビクしているような人は友達ではない。
親の胸で安らぐ子のように他の誰にも裂かれることのない。そんな関係性こそが友達である。」(スッタニパター)

友達の定義とは「こうすれば友達だ」とか「仲良くしてくれたら友達だ」とか「相談に乗ってくれたら友達だ」とかそれぞれに友達の定義は違います。

仏教で説く友達の定義は関係が悪くならないようにかと思うのではなく、どんなことがあっても断ち切ることのできない信頼で結ばれた友人こそが友達であると定義されております。

「友達は知り合いの多さだけではない」
そんな方が一人でもいていたら大丈夫です。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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