「舟車は用を別にし、文武は才を異にす。其の宜しきを失う時は、労すと雖も益なし。」(高野雑筆集)訳)船と車では使う用途が違います。それと同様に軍事をつかさどる武官と文治をつかさどる文官とは能力も担う役割も違っています。
それが逆に配置してしまうといかに力を尽くしても無駄になってしまう。
「人は平等」だと主張しても人それぞれ得意・不得意の個人差があります。
「世間の流れはこうだからそうしろ!」
「日本は遅れている!」
と大きな声で主張したところで苦手な事が改善することはありません。
苦手な部分をお互いに補いながら「敬意」を持って役割を理解して接していくこと大切であります。
知心寺 住職 眞田正適
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