眞田正適の心書

住職の心書725.重荷 1

ある年老いた老人が今まで自分が起こしてきた行いの報いを恐れてお釈迦様に相談されました。
そんな罪深い老人に対してお釈迦様はこんな質問をされました。

お釈迦様
 「仮に車500台にいっぱいに積んだ薪を地面に下ろしてこれを全部燃やすには車何台分の火が必要だろうか?」

老人
「車何台分の火が必要か?ほんのちょっぴり豆粒ほどの火で充分です。

お釈迦様
「そうだ。あなたの重ねた罪がたとえ車500台分あっても懺悔すれば消えるのだ。」

「衆経撰雑譬喩」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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