眞田正適の心書

住職の心書728.服用

「我は良医の病を知って薬を説くがごとし。服と不服とは医の咎に非ず」(仏遺教経)

訳)私が説く教えは、ちょうど名医が病気の状態を判断して、その病気に適する薬を与えるようなものである。それを服用するかどうかは医者の責任ではない。

今やインターネットや書籍などで様々な生き方や考え方等が簡単に受け取ることができます。
いくら良い教えであっても実践(服用)しなければ治るものも治ることはない。

誰が責任があるのか?
伝えるものだけではなく、受け取る側も責任がある。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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