眞田正適の心書

住職の心書729.鬼灯

お盆の時期によくお飾りされている「鬼灯」(ホオズキ)。

「鬼灯」の文字からもわかるようにお盆に帰って来られるご先祖様や精霊が迷わずに帰って来れるように道しるべとなる提灯に見立てられたのが鬼灯であります。(諸説あり)
昔は火を灯す油が高価な物であり一般の方が簡単に手に入れる事は出来ませんでした。
しかし、立場が違えども大切な人を迎えたい気持ちは一緒であります。
そのような献灯したい気持ちの代替えとして鬼灯がお供えされるようになっていきました。

どうお飾りしたらいいのか?といった質問をよく受けますが亡き人を思い返し、感謝の気持ちを鬼灯と共に心に灯してあげて下さい。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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