眞田正適の心書

住職の心書731.旅行 1

お盆参りで伺ったお宅。

「明日からタイに旅行に行くんです!」
と嬉しそうにお話をされておられました。
コロナウイルスの流行から海外に行く事が出来ずにこの時を心待ちにしていたのだと思います。

旅行先の楽しみ方は人それぞれ違いますが、何故旅は楽しいのでしょうか?

それは‥。

「帰る家があるから」

帰る家があるから羽を伸ばして食事を堪能する事も、安心して観光地を巡る事もできます。

帰る家がなければ安心して旅を楽しむ事は出来ません。

「帰ってきたよ」とホッと心が休まる場所があるという前提が旅を楽しませてくれる。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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