眞田正適の心書

住職の心書732.旅行 2

お盆の時期は
「亡くなった方が帰って来られる」と言われております。

亡くなった方帰って来られるタイミングにお膳や祭壇設けて精霊を迎えるのがお盆の過ごし方であります。

しかし、ちゃんと帰って来られる精霊もいれば帰って来る事が難しい精霊もいているのかなとも思います。

何故‥?

「迎えてくれる家族や家があるから。」
「おかえりって言ってくれる人がいているから」

住む家がある事、帰る場所がある、おかえりって言ってくれる家族がいてる事は当たり前ではなく実は有難い事であります。

帰る場所が無ければ「旅」にはならず行き先を彷徨う「放浪」となってしまう。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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