眞田正適の心書

住職の心書734.踊る阿保

お盆の時期に帰ってこられたご先祖様と精霊の魂を鎮める「霊鎮め」の儀式として発展したのが盆踊り。

盆踊りの中でも
「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿保なら踊らにゃ損々」といった歌の出だしが有名な徳島県の「阿波おどり」があります。

「楽しく踊る人も見ているだけの人も、どうせ阿呆なのだから踊ったほうがいい」といった意味。

他人の人生を見ているのも、自分の人生を踊るのも同じ時間の流れの上であります。

最初から上手く踊れる人はいません。
最初から上手く立ち回れる人もいません。

盆踊りに限らず、仕事においても、恋愛においても、育児においても、人生においても誰もが最初は素人。

恥を捨てて踊るようにやっている内に仲間という「輪」が広がっていく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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