眞田正適の心書

住職の心書740.なまぐさ

「なまぐさ」とは怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬、嘘つくこと、極端の傲慢、不良と交わることであり、これがなまぐさである。肉食することが「なまぐさ」のではない。(スッタニパー)

よく肉食をする事を「なまぐさ坊主」と揶揄される事があります。
しかし、本来の「なまぐさ」とは肉食をする事ではなく、怒りや欲深さや虚偽によって自分自身の心身を腐らせてしまう事であります。

自身の言動によって滞って消化出来ずに腐らせしまう結果を生んでしまう事が「なまぐさ」の本来の意味であります。

「決して自分の人生を生臭いゴミ箱にしてはいけません。」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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