眞田正適の心書

住職の心書751.方円

「それ水は器に随って方円し物に逐うて清濁なり」(付法伝)

訳)水は器によって四角にも円形にもなり、物によって清くもなり濁りにもなる。

水は自らの意志を持たずに容器の形に従ってくれる。
人の関係も交友関係や環境という関わりによって、良くも悪くも意志を持たずに従ってくれます。

水に責任はあるわけではない

「きっかけ」という「縁」が人生に潤いを与え、「きっかけ」という「縁」が人生を濁らせていく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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