お釈迦様は、自分の姿を作ってはいけないと弟子達に伝えておりました。
しかし、お釈迦様の入滅後600年~700年程経った頃、人々は仏像を造り祀るようになりました。
「この方のようになりたい」
「この人の考えを理解したい」と
悟りを開かれたお釈迦様という憧れの方に近づく為にお釈迦様の姿を模した仏像を作り、理想像を作り上げて、その方向に向かって修行に打ち込むことが出来たのが今に繋がっております。
自分自身のまだ見ぬ未来を想像するより、憧れる方の生き方の姿を見て目指す方が想像し易かったのだと愚考しております。
「自分が憧れるマイヒーローは誰ですか?」
「自分が憧れるマイヒーローのどんな所が好きですか?」
そこに自分の大切にしている価値観が現れる。
知心寺 住職 眞田正適
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