眞田正適の心書

住職の心書772.嫉視

「この人は恵まれた環境で育っていいよな」「あの人はいいよな」
「打ち込める仕事があっていいよな」
 そのような投稿をよく目にします。

自身の持っていないものに対して羨ましいと思う気持ちは痛いほど分かります。

しかし羨ましい気持ちだけを持ち続けても自分の立場や羨ましい感情は無くなることはありません。

大切な事は「そうなりたい」といった奥底にある素直な気持ちに向き合う事であります。

向き合ってから出す言葉は‥。

「さあこれからどうする?」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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