眞田正適の心書

住職の心書804.土壌

風に運ばれて来たのか?もしくは鳥の糞に混じって落とされたのか?
植えた覚えのない芽が日に日に大きく育っていく。

受け入れる柔らかい土壌がしっかりと整っていれば、どんな些細なきっかけの種であっても、運ばれてきた小さなご縁であっても根を支えて大きく育てていくことが出来る。

種はあくまでもきっかけであり、土は大きく育てていくための経験値であります。

経験によって何でも受け入れれる柔軟な土という器が小さなご縁という、きっかけをも生かす事が出来る。

種だけではなく、それを支え、育てていく土も同じように大切であります。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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