眞田正適の心書

住職の心書806.成功体験 3

「成功体験」を積むことで自分に自信をつけることが出来ます。
その積み上げてきた成功体験から新たな挑戦をするきっかけにもなります。

「筏に遭うて彼岸に達しぬれば、法巳に捨つるべし」(秘蔵宝鑰)
訳)悟りの世界を至ったら、法(教え)を捨てるべきです。

「法(教え)」は仏教徒にとって大切な悟りに至るための説明書であります。

過去の自分にとって成長した有益なノウハウであっても、時代が変われば方法も変わって昔のやり方に変わっていく事もあります。
使わないだけならまだ良いが、過去に得た知識や資格などに縛られ、選択肢を広がる為が返って身動きが取れなくなってしまう事があります。
そうなっているのであれば潔く捨て方が良い。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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