眞田正適の心書

住職の心書811.自分たち

「自分の時間を持ちたいのに何故か邪魔をされてしまいます。私の何が悪いのでしょうか?」といった相談を受けました。

自分の時間を確保することはとても大切であります。

しかし、自分「だけ」大事にしようとすると自分を守るが故に周りに対して怒りや悲しみの感情が湧いてくるのです。

全ては繋がりあって個として存在する物はないと「諸法無我」の説明を前回いたしました。

重なりあったセーターの一部を引っ張ると連鎖して周りの繊維が引っ張られてしまいます。

それと同様に自分「だけ」では当然上手くいくことはなく、周囲をないがしろにすると揉め事や不満に繋がっていきます。

自分と無関係なものはありません。

その事を知り、周りを含めた自分「たち」を大事にすれば、自然と整っていきます。

人との良い関係を築く為の方法を学んでいきませんか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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