昔、ある国に4人の男がいました。
まだ見たことのない「キンスカ」という木の話題となり「キンスカ」の木を知るものに連れて行ってもらう事にしました。
1人ずつ順番に見に行きましたが、遠方のため季節が違っていて、「キンスカ」を見た感想がそれぞれ違っておりました。
1人目は「火のような赤い芽がとても綺麗であった。」
2人目は「若葉が生い茂り、生命力に溢れる木であった」
3人目は「人の手のような花がたくさん咲いていた」
4人目は「見事な実がたくさん付いていた」
とそれぞれが主張し、自分が見た「キンスカ」が正しいと思い込んで譲りません。
言い争いが激化して、最終的には王様に意見を求めたといったお話。
皆さんはこの話を聞いてどう思いますか?
知心寺 住職 眞田正適
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