眞田正適の心書

住職の心書823.思い込み3

「亡き父はパンとコーヒーが好きだった方でした。」

「じゃあパンとコーヒーを仏壇にお供えしてあげたらどうですか?」

「えっ!和食じゃなくていいんですか?」

「お釈迦様は当時、和食を食べておりませんよ」

どの業界も「常識」「常套句」「定石」「王道」等があります。
どれも積み重ねてきた知恵であり、学ぶ上でとても大切なものばかりです。

その反面「こうしないといけない!」といった
「思い込み」が自分の考え方を狭くしてしまっております。

「普通」という思い込みを捨てると「その人らしい」「自分らしさ」が浮かび上がってきます。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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