眞田正適の心書

住職の心書827.化身

「苦手な上司」「意見が合わない同僚」「無理難題を押し付けてくるクレーマー」等

世の中には必ずと言っていい程、自分と合わない方や苦手だと感じてしまう方がおられます。

いくら腹が立って、言い返したくなるような相手であっても、良いところや学ぶべき点は必ずあるものであります。

仏教では仏様が姿を変えて現れることを「化身」といいます。
 仏様が姿を変えた「化身」が今、目の前に立ちはだかっていて「試されている」と考えてみると少しは相手に対しての見方が変わるのではないでしょうか?

物事が解決して気づいた時に自分自身が成長して気にならなくなる事もあります。

苦手な方と向き合う事は自分の足らなさを気付かせていただくきっかけにもなります。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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