眞田正適の心書

住職の心書830.探し物

「150時間」

「何の時間だと思いますか?」

「150時間」は「あれどこ行った?」「ここにあったはずなのに‥。」「どこのフォルダに入れたかな?」と、一年間のうち「探し物」に費やしてしまう時間だと最近教わった。

貴重な時間を失わない為には余計な物は増やさず必要最低限の物だけにして整理整頓する事が大切だといった話の内容でありました。

人生も同じように思います。
様々な勉強をして沢山の価値観を増やし続けて「どれが大切なのか?」がかえって分からなくなってしまっているように思います。

「これは合わないな」「こっちの方が好きかも」といった取捨選択する事によって探し物に費やす時間を無くし、自分の居心地のよい時間を過ごす事ができるのです。

あなたの探し物はなんですか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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