眞田正適の心書

住職の心書890.清算 1

「年の瀬」とは、12月のあわただしい時期のことや、その年が終わりを迎えようとしていて世間一般的に忙しい時期のことを指します。

江戸時代の頃には、商品を買う場合に代金を後払いにする「掛け売り」が多く行われていました。「掛け売り」の支払いは、年の暮れにまとめて払うことが多かったようです。

年の瀬の時期に「掛け売り」の支払いをちゃんと清算して、無事に年を越せるかどうかが
問題になる「年末」のことだと説明しています。

12月のこの時期は「清算の時期」

気持ちよく新年を過ごす為には普段言えなかった事や、やっておかないといけない事を終える事が大切であります。

伝えておきたい事はなんですか?
やり残した事は何ですか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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