眞田正適の心書

住職の心書910.三密 1

真言宗ではこの身このまま、生きたまま「仏」になる「即身成仏」を目的として修行をする宗派であります。

その為の方法に「三密行」があります。

「三密」とは、身(手に印を結ぶ)、口(口に真言を唱える)意(心に仏を観じる)を一致させる事によって「この身このまま仏」になると説かれております。

「言葉ではこう言っているのに行動が伴っていない」
「がんばって行動してるのに実はそうなりたいと思っていない」

その様なチグハグな事では、なりたい姿になることはできません。

思ったようになれない理由はもしかしてそこにあるかもしれません。

一度「やっている事」「言っている事」「思っている事」を見直して見てみると大きく物事が好転していきます。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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